※当店の年内営業は12月15日までです。お買い求めはお早めにお願いします。この商品は、アメリカ古書販売所で見つけた、大型飛行機での海外旅行の始まりを表している１ページです。航空ファンやボーイングファンや旅行博物館などにとってはとても貴重な１品だと思います。紹介されている飛行機は世界で最初に与圧室を装備したボーイング３０７です。この世界初の与圧キャビンを持つ商業用旅客機はアメリカの航空機メーカーである「ボーイング社」によって開発され愛称を「ストラトライナー」と呼ばれ合計１０機が製造されました。20000フィート(訳6000メートル)の高度を荒天であっても与圧されたキャビンでは快適な空の旅を提供することが出来た最初の旅客機でした。飛行機の能力も盛り込まれた広告です。このボーイング３０７の与圧技術は、日本にとっては忘れることの出来ない爆撃機B-29にも利用された技術だということです。この写真の記事は、1949年（日本の昭和24年、今から74年前）世界初のニュース雑誌として1923年3月3日にニューヨークで創刊された、アメリカ合衆国のニュース雑誌【TIME】に掲載されたこれからの快適な海外旅行を紹介する記事です。当時の世界旅行流行の様子を示した歴史的に価値のある記事の本物です。雑誌の期日から観ると、日本は昭和24年で１ドルが360円に固定されたり、「人は右、車は左」の対面交通が実施された年です。一方のアメリカでは北大西洋条約機構が結成されアメリカ史170年感で初めてヨーロッパと「関わる」ことになった年です。また、真珠湾等の軍事基地建設が開始され1942年には、まず基地経済がハワイ最大の産業となり、軍人の行き来から次第に観光地としてのハワイの価値が認められることとなり、その後ハワイ旅行が盛んになりました。日本人の海外渡航自由化は、1964年4月1日に観光目的のパスポートの発行が開始され、1人年1回、海外持ち出し500ドルまでの制限付きで海外への観光旅行が可能となった。しかし、当時の旅行代金は、現在の物価に換算すると、JTBのハワイツアーは400万円、ジャルパックのヨーロッパツアーは700万円に相当。誰もが行ける価格ではありませんでした。なのに1949年当時に日本空路があったことに驚きます。日本を統治していたGHQのための人の行き来が主な理由と言えそうです。とても貴重か一品